みんな弱さを抱えている。

強く見えるあの人だって、弱さを抱えている。完全無欠の強い人なんて、存在しないんだ。

だからこそ、助け合えるし、それが人間なんだ。

でも、だからといって、弱いままでいいかと思うと、そうじゃないんだ。

弱いからこそ、なんとか弱さを克服しようとしなくちゃいけないんだ。

完全に強くは、なれないけど、少しでも強くなろうとすることが、大事なんだ。

それが、生きていくってことなのかもしれない。

人の弱さも、自分の弱さも、見えていなかった。弱いからこそ、優しくあれるし、弱いからこそ、迷惑をかけるんだ。

自分は、強いと勘違いしていたのかもしれない。自分にも出来ないことがあり、弱い部分がある。それを補っていくのが、人間関係であり、一人で完全な人間になろうとしていた。

弱さを自覚して、また一つ強くなれたかもしれない。そして、その分だけ、また人に優しく出来るかもしれない。