この世は、脅威ではない。
父の怒りに怯える子ども時代。子どもながらに必死に怒られない言葉を探した。怒られないように行動した。色んな言葉、感情を飲み込むのが癖になった。いつからか、色んなことから逃げるようになった。いつからか、この世界が脅威となった。
大人になった今、こどもの頃から生きてきた脅威の世界を生きている。言葉を選ぶ、感情を隠す。あの日のリアル鬼ごっこの鬼から隠れる日々。
しかし、もう子どもではない。日本は、安全で、どれだけストレスを抱えて、おかしくなろうと受け入れてくれる病院がある。お金がなくて、食べ物がなくなっても、役所やボランティアの人が力になってくれる。おかしな人に遭遇しても警察が助けてくれる。日本という世界は安全だ。
いまこそ、こどもの頃の危険な世界観を抜け出し、この世は、安全だと認識しよう。どんだけ運が悪くても、死ぬ確率は、とても低い。あの頃の父の影に怯えなくていい。人の怒りを必要以上に恐れなくていい。もう大丈夫。もうあの頃の無力だったこども時代は、終わったんだ。ここは、安全な場なんだ.
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